「憑 ~ツキガミ~」最終章の解答
以下、ネタバレとなりますのでご注意下さい。
どうしても回答が分からないという場合のみ閲覧してください♪
(基本的には検索で回答を探される方が楽しめると思います)
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解答1
解答はワカ(or 若)。コトノハではありません。
コトハと上人との会話からでもなんとか読み取れますが、コトハをクリアした後に真琉シナリオを見ると、6日目冒頭で自分で名乗ります。
伝承や資料によっては「若丸」や「若護法」「若天」などと呼び方は様々のようです。毘沙門天の化身である護法童子とされます。
平安時代、若はとある上人の元に姿を現し、それから長年仕えていました。上人と法華経を読んでいた日々の様子は、幾つかの資料で描かれています。
「憑 ~ツキガミ~」では、上人は「和歌と同じ響きの名を持つのは人の心を持たない鬼には相応しくない」という事で、まだ和歌という迄には至らないものとして(そして期待も込めて)若に「言の葉(コトノハ)」という新たな名前を与えました。
一見ダジャレのようですが、和歌山県の由来となった「和歌浦」という地名は元々「若の浦」とされており、またその他の資料からも、若から和歌を想起するのは珍しい事ではなかったようです。
今昔物語集では「赤髪の力持ちの子供が上人の元で働いていたが、他の者と言い争いの末殴り殺してしまい、泣きながら懇願するも追い出された」とあります。
また、円教寺の縁起を描いた絵巻物では、上人から暇を出されてしまい泣きじゃくっている若の姿が描かれています。
資料によって様々な描かれ方がされてはいますが、泣き虫だったという点で共通しているようです。
(http://www3.ssj.gr.jp/himeji/sosa-es/map/syosya2/enkyouji-photo.htmより)
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解答2
解答は「書写山(書寫山)」。「西の比叡山」とも呼ばれる霊山です。山頂には円教寺という1000年前に開かれたお寺があります。
「ラストサムライ」、NHK大河ドラマ「武蔵」、「軍師官兵衛」のロケ地にもなりました。1月18日は是非行ってみて!
若達と上人は「霧島山」→「背振山」→「書写山」と修行の場所を転々と移動しましたが、資料によっては若が追い出されたのは「背振山」で修行中の頃ともされます(今昔物語集)。
「憑 ~ツキガミ~」では「書写山」までついていっていた事になっていますので、今昔物語集を知ってると逆に難しかったかもしれません。m(_ _)m
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解答3
解答は「性空(性空上人)」。延喜10年(910年)~寛弘4年。
平安時代の天台宗の僧であり、山岳仏教の重要人物であり、当時の著名人。貴人にも多くファンがいました。
法華経を受持し、すべてを暗唱できたとされます。とても頭が切れ、霊感にも優れていたようです。
「憑~ツキガミ~」では上人に召喚されたばかりのコトハ(若)に対し、「古今和歌集」をベースに基本的な教養を与えました。
コトハは密かに色んな歌を独習していたようです。
(http://www3.ssj.gr.jp/himeji/sosa-es/map/syosya2/enkyouji-photo.htmより)
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解答4
解答は「オト(乙)」。
コトハとミコトは元々上人の元に仕える同僚でした。
上人は「護法童子」と呼ばれる霊的な存在を二人使役しており、それが「若(のちのコトハ)」と「乙(のちのミコト)」でした。
乙は不動明王の化身とされ、若とは異なり、上人のみならず複数の行者の元を転々と渡り歩いて来たという記録があります。よっぽど問題児だったんでしょうかね。
乙は若が性空上人に仕える以前から仕えており(今昔物語集での「此ノ童ヨリモ今少シ大ナル童ノ、本ヨリ仕ル有リ」とされてる子供)、またささいな事でいつも喧嘩していた悪友でもありました。
ある日、とある事がきっかけで若と乙は殴り合いの大喧嘩をしてしまいます。
その時に乙を殺しかけてしまった事が原因で、若はひとり山を追われるのでした。
その後、乙はまるで若を追うように四国のとある村に辿り着き、八庫の一族の血に宿ったのです。
ちなみに八庫家の先祖が、乙の事を御子(ミコ)様と呼んだり乙様と呼んだりした時期があり、祭りの間隔の長さから伝承が混乱した中で「ミコト様」という名前が生まれました。
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解答5
解答は「廃仏毀釈(排仏棄釈)」。
明治時代には仏教排斥の流れが大きくなり、全国各地でお寺や仏像などが破壊されました。
コトハが存在を維持するために根を下ろしていた観音寺でもその災いは免れることはできませんでした。
コトハは観音寺で休眠状態に入っていたため、抵抗する間もなく寺を焼かれてしまいました。
そのショックでコトハは記憶が混濁してしまいます。
本編では明治時代に観音寺を焼かれたと、ミコトに憑依されていた真琉ちゃんが言っていただけなので、単語自体を知らないと難しかったかもです。
実際には、観音寺を焼くために村人の心を誘導していたのは、ダークサイドのミコト(真琉ちゃんルートに出ていたミコト様)の仕業だったようです。
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