シャープの加湿空気清浄機KC-W45とKC-H50を分解清掃してみた

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10年ほど使っていた旧型のシャープの空気清浄機KC-W45がフィルター(加湿フィルター、洗える脱臭フィルター、集塵フィルター)を全部交換しても臭いが取れなくなり、カビ臭さも目立つようになりました。
実は2年前に新型を買ってからは旧型は玄関に花粉取りに置いていただけで無頓着にしていたのですが、先日久々に吹き出し空気を嗅いだらかなりヤバい臭いだったので分解清掃(オーバーホール)する事にしたのです。そのついでに新型の方のKC-H50も一緒に分解しました。

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KC-W45の分解清掃

水タンク、水トレイ、加湿フィルター、プレフィルター、洗える脱臭フィルター、集塵フィルターを取り除いた状態です。メッシュ状のパーツや白い部分やグレーの部分など、見える所のネジをすべて取って下さい。ネジのサイズは同じなので適当にまとめて置いていてよいです。ドライバーはある程度の長さが必要です。くぼみ部分の奥にもネジがあるためです。

メッシュ状の部分を取りました。

手前の白いカバー部分を取りました。このカバーは後でまとめて洗います。
中央に見えているモーター関連部分のネジや、左上の穴の空いたパーツを固定している隠れているネジを取る必要はありません。

起こして、正面パネルを取ります。上面の操作パネルを覆う様に付いており、左右と中央のツメで止められています。左右に押し開いた状態で、揺さぶるような感じで中央のツメも外れます。割れそうでヒヤヒヤしますが無茶苦茶やらなければ大丈夫です。

正面パネルを外した状態です。写真ではすでに外してしまっていますが、画面左右上の2つのネジを外し、操作パネルを外します。それ以外の操作パネルから下向きについているネジは外さなくていいです。操作パネルからケーブルが伸びてますので断線に気をつけて下さい。

操作パネルを外しました。上部の吹出口がダクトパーツをまとめていますので、左右のツメを外して取り外します。

写真では外していますが、この電源周りパーツのネジを外して、このパーツを外します。このパーツからもケーブルが伸びてるので断線しないように気をつけます。

電源パーツを外した所です。左上の白いのはプラズマクラスター発生装置です。
6の字に見えるのがダクト部分なので、周囲のネジを外して取り外します。

この様にファンが出てきますので、六角レンチで外します。ファンは物凄いカビが付いていました。その一方でそれ以外のパーツにはほとんどカビはついていませんでした。

洗浄

浴槽に40度ほどのお湯を張ります。適量の重曹か、洗濯槽カビクリーナーか、ワイドハイターを入れてよく溶かします。
前面パネル、後面パネル、ネット状のパーツ、プレフィルター、水トレイ、加湿フィルタ、ファンを放り込んで、1~2時間ほど待ちます。
その後よく洗い流して、「完全に乾かしてから」同様に取り付けます。
私の場合なぜかネジが数本余りましたが、最悪「ファンと、ダクトを固定するネジが完全に留まっていれば大丈夫」です。ファンが回らない事、湿気を帯びた風が配電側に流れる事が一番まずいので。ネジが数本無い事により振動で異常をきたすような機械ではないはずです。

KC-H50の分解

水タンクと水トレー、プレフィルター、消臭フィルター、集塵フィルターを取ったところです。旧型と異なり白いメッシュ部分が一体成型となっておりその分分解の手間は少し減っています。見えている所のネジをすべて取ります。

背面パーツを取ります。ここも旧型よりもスムーズです。
モーター周りのネジを無視して、前面パネルを固定している周囲のネジをすべて取ります。

写真が逆さまになってますが、本体上部の、立てた時にこっち向きに見えてるネジを外します。それ以外の立てた時に下向きに付いているネジは外す必要はないです。

立てて前面パーツを取った所です。旧型と異なり電源パーツが中央上部に移動していますが、基本的な作りは同じです。今回は電源ボックスは外さなくてもダクト部分は外せそうですが、私は取り敢えず外しました。更に6の字の部分を固定しているネジを取ります。

本体上部左右の、操作パネルを固定しているネジを取ります。基盤のネジは取る必要はありません。

反対側になっているので分かりづらいですが、画面中央右の凸部の奥側にネジが付いているのでそれを外します。すると吹出口が取れてダクトがはずせるようになります。

完全にばらした所です。旧型と比べて少し配線がきつく、あまりパーツを広げるゆとりがありません。断線には気をつけて下さい。コネクタ類を外せるなら外してもいいと思いますが、私が試した所無理そうなので諦めました。
あとは旧型と同じ様にファンを外し、洗浄して乾かした後に再組み上げです。

まとめ

洗浄が終わって組み上げたところ、旧型からは完全にカビ臭が消えました。
旧型は10年近く使っていて初めての分解清掃なので納得のカビ量でしたが、月日の浅い新型のほうにもファンに既にうっすらカビが付着していました。
これまでのよく分からない体調不良の何%かは吹き出されたこのカビによるものかもしれません。

加湿型の空気清浄機を使う際には

  • 加湿を使い終わったらすぐに水トレイの水を捨てる
  • 水トレイ、加湿フィルタは週1でクエン酸などで水垢を落とし、プレフィルタ、洗える脱臭フィルタは月1で水洗い
  • 水タンクは使わない時は陰干しで完全乾燥させる
  • 1,2年に一回は分解してファンを洗ってカビを完全に落とす

ことを心がけようと思います。
また、分解清掃を考えていない人は加湿型は3~5年ほどで買い換えるのが無難かと思いました。それ以上の期間だと、使い方によっては健康に害をおよぼすレベルのカビ吹き出し装置になる可能性があります。

今回の清掃を通じて、定期的に分解してフィルタの交換品さえあればあと10年は余裕で使えるなという自信が持てましたが、
シャープの空気清浄機の背面吸気モデル自体にはそもそも疑問を感じているので、次買うならバルミューダかな、などと思っています。

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コメント

  1. 匿名 より:

    1つ質問があります

    こちらのページを参考にKC-E50分解していたのですが、
    表側の外装パネルを外そうとしても、右側(電源ボタンのある方)が、
    何かに引っかかっているらしく取れないため、分解ができず困っております。、
    もしよろしければ、コツのようなことがあれば教えていただけますでしょうか?
    以上よろしくお願いいたします。

    • りゅーあん より:

      コメントありがとうございます。
      KC-E50の分解はした事がないのでわかりませんが、その様な場合は大抵、見えない所(裏側パネルを外した後の溝の奥の方とか死角とか)にネジ穴が隠れていて留まっています。
      ネジがどうしても見つからない場合は、パネルをはめ込んでいるツメがどこかにあるかと思います。よければ確認してみてください。
      KC-H50の時は、前面パネルが力でガシャッとはめ込んでいる所があってやや強引に外した記憶もあります。最終的にその方法で試す場合は慎重に試されてください。

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