先日分解した10年モノの空気清浄機が想像以上にカビだらけだったので、同じく7~8年ほど使っていたコロナの除湿機(1日で数リットルの水が取れるのでなかなか優秀です)を分解掃除してみました。
水タンクとフィルタパーツを外します。フィルタパーツについているメッシュもホコリを取って清掃します。
見えている部分のネジをすべて取ります。
反対面のネジも取ります。吹出口にもネジが隠れているのでこれも取ります。
しかしこのままではパネルは外れません。
水タンクの入っている部分から覗き込むとツメが2つ見えますのでこれを押します。すると正面のパーツ(電源ランプと9つ丸い凹みがある部分)が手前に取れます。
正面パネルを取った所です。カビが内部に広がっているのがこの時点で分かります。
左右のパネルが外れなかった理由がこの隠しネジです。上下にあるので両方とも外します。
正面向かって左側のパネルを外します。シャープの空気清浄機のときと違い、電気周りはパネルと完全に独立しているのでケーブルに気をつける必要はありません。
水受け部分など、見えている所のカビをアルコールティッシュなどで拭き取り清掃します。
しかし…内部構造がほとんど区分けされていないのに驚きました。おかげでカビがあちこちに飛び散ってしまっています。
後ろのネジを外します。これで右側パネルも外れます。
外した右側パネル。水滴が残っておりカビの温床となりやすい環境だとわかります。
右側パネルを外すとファンが見えます。六角レンチの出番ですが、ナットの奥側にはめてある金具のせいでナットが空回りしてしまいます。
ネジザウルスなどを使って奥側の金具をしっかり掴んだ状態で回すと外すことができます。
ファンを外したところ。奥に円盤状の金具もはまっているのでファンを付ける時外れてないか確認しましょう。
ファンのカビ。ゾッとする量です。これじゃ洗濯物にカビを吹き付けている様なもの。
浴槽に重曹またはワイドハイターまたは洗濯槽クリーナーなどの弱アルカリ性の薬品を入れて、左右パネルと水タンクとファンを放り込むと、カビが浮かんできてこんな惨状になりました。
1~2時間ほど放置してよく水で洗いで、完全に乾燥させた後に再度組み立てます。
注意点としては、右パネルをはめる時に本体部分と操作パネルとの位置関係が以下の5つの写真の通りになっているかをよく確認して下さい。
1枚目…操作パネルの後ろにある支え1が本体の出っ張りにちゃんと乗っている
2枚目…操作パネルの後ろにある支え2が本体の凹みにちゃんとはまっているか
3枚目…右パネルの正面部分が本体正面部分ときちんとはまっているか
4枚目…右パネルの上部が操作パネルにきちんとはまっているか
5枚目…右パネル背面ネジ穴が本体のネジ穴に重なっているか
これを確認してから背面ネジ穴を留めます。そして左パネルをはめてすべてのネジを締め、正面パネルをきちんとはめれば終了です。
まとめ
除湿機なのだから内部も乾燥しているだろう、カビも無いだろうと何となく思っていたら、全くそんな事は無かったので驚きました。
また、コロナの除湿機だけなのかわかりませんが、内部構造を見てみると空気&水の通り道と配電周りその他空きスペースなどがほとんど区分けされておらず、根本的にカビが蔓延しやすい作りだったのも驚きでした。
室内干しや部屋の除湿などの目的で除湿機を使っている人がいると思いますが、年1で分解清掃する事をおすすめします。
分解までしたくない人は、3年、どんなに長くても5年で買い換えた方が良いかと思います。あとは、どれだけ効果があるかは不明ですが、乾燥機能、防カビ機能の付いている機種を選ぶなどです。
また、今回分解した機種を含め、コロナの旧型の除湿機は共振による音(ビビリ音)が非常にうるさいです。
先日購入したこちらのアイリスオーヤマの IJC-J56はビビリ音が小さく、安くて小型でとてもよかったです。
余談 靴箱や押し入れの除湿にはこれ!
靴箱や押入れや流しの下などの湿気取り、皆さんはどう解決していますか?
湿気取りビーズは交換が面倒だし、普通の乾燥機を使うにはコンセントが必要だったり電気代が高く付くし・・・。
そんな時におすすめなのが、先日見つけたYoitasの電源不要の除湿機です。
右のボトルに除湿ビーズが入っており、一つあたり大体100mlの水分を取ってくれます。水分がいっぱいになると上部の交換お知らせビーズが黒っぽい色に変わるので、
その時は左のアダプタに載せて、温風で水分を飛ばし再利用する事ができます。
見た目はオシャレだし、繰り返し利用ができるので非常に経済的です。
部屋の狭い場所をパワフルに除湿&除臭するにはコレ
部屋の狭い場所を除湿するだけなら除湿機で問題ありませんが、大体は靴など収納した物の嫌な臭いがこもっているものです。
そんな時に役に立つのが、除湿&除臭専門の炭『炭八』。
炭は多孔質構造で吸湿性&ニオイ成分の吸着性に優れていますが、炭八の炭は更にその性能に特化した炭を使用しています。
靴箱に入れておいたら数時間で無臭になっていたので驚きました。
こちらも定期的に天日干しをすれば水分とニオイ成分が揮発するので永久に使用可能です。
コメント
ありがとう。
我が家で使っていたCD-Pi637 (2007年式)が、頻繁に熱交換機エラーのランプが付くようになり、
フィルターをまめに清掃したりしていたのだけれど、一向に良くならず、
そのうち除湿がうまくできなくなり、つまり動作しているのに、数時間たっても水がたまらない事が幾度もあり、
おかしいとチェックしたら、ラジエターフィン部分に氷が付いているのを見つけました。
氷が解けるのを待ち再度確認、ライトで内部を照らしたところ、フィン部分に誇りがびーーーっしりと絨毯の様に隙間なく蓄積しているのが目の前に(汗)(汗)
彼女が結婚前(出会う前)から使っていたもので、フィルターなどはマメに水洗いまでしていたけど、
空気の流れ的に内部にまでホコリが大量に入り込むことは想像しておらず、
まぁ、メーカー側の設計もそのようにで背負うけど、
使用開始からなんと17年も、毎日の様に使用すれば、それは内部に入り込むわずかなホコリも山の様に蓄積しますよね。
で、この記事を参考に分解をし(ケース外し、エアフィン外すまで)、
内部のホコリをコンプレッサやナイロンブラシなどで徹底清掃。
フィン部分のホコリの絨毯は、既にフィン内部まで入りこんで食いついている状態。
まるでフェルトそのもの。
なので、木津を付けないように、真鍮ブラシを用いて時間を掛けて取り除きました。
こういう機械類は、隠しネジや、爪などの存在が厄介で、
こういう分解記事を書いてくださっているブロガーやショップさんには、
いつも感謝しております。
もちろん、今回この記事を書いてくださった管理人さん、あなた様にも感謝しています。
コメントからですが、
ありがとうございました♪
コメントありがとうございます!
参考になったのでしたら嬉しいです。私は洗えるパーツを外して水洗いくらいしか出来なかったのですが、フィン内部まで綺麗にされたのでしたら完璧ですね^_^