Lux Bus Americaに乗車
今日は早くからLUXバスという予約制のバスに乗り、陸路でラスベガスに向かいます。予定では7時間ちょっとかかるという事で飛行機よりも時間は食いますが、アメリカの景色をたっぷり楽しめそうです。
ルーズベルトホテルというハリウッドセレブレティホテルから少し南下した所にある地点でバスが来るらしく、スタバで買ったサンドイッチを頬張りながら待つ事にします。
やがてLux Bus Americaのバスが到着しました。結構ぎりぎりのタイミングで他の人達もぞろぞろ集まってきます。
バスからドレッドヘアにサングラスの、いかにも陽気な感じのアフリカ系の運転手が現れ、元気に点呼をとって行きます。唯一アジア人だった私達の名前が上手く発音できず、ちょっと和やかな空気になった所で乗車します。
車内で運転手が乗客全員に飲み物とお菓子を配ると、改めて挨拶。
英語はうまく聞き取れませんでしたが、月曜の朝だというのに皆遅れずに集まるなんて、なんて凄いんだ!みたいな事を言っていました笑。
出発すると、昨日はよく見なかったロサンゼルスの町並みがよく目に映ります。
市内でよく目立つのが、背の高いヤシの木と、この紫色の花です。ヤシの木は温暖な気候と、過去に何か流行的なもので植えられたようですが、この花についてはよく分かりませんでした。
やがてバスはフリーウェイ(高速道路)に乗ります。
大型バスなので揺れが少なく分かりにくいのですが、明らかに体感的にかなりの速度が出ている気がします。GPSアプリで確認すると120キロ以上出ている事がわかり、少し肝を冷やしました。
アナハイムから大型バスに乗り換え
バスがアナハイムに到着した所で乗り換え。今度はもう少し大きなバスに乗り込みます。すると、また運転手が飲み物とお菓子をくれました。
バスがロサンゼルスを抜けると、あっという間に景色が殺風景になっていきます。
アメリカという地の広大さをここで初めて実感した気がしました。
バスでは3本ほど映画が上映され、コスタリカでの落盤事故を描いたドキュメンタリー映画などが上映されていました。車内はいたって静かで、ほとんどの人は寝ていたのかもしれません。
様々な景色と、そこを様々な目的地に向かって走る車を見ていると、これまではどこかテーマパークに来ていた様な感覚があったのが、改めて異国の地に来たんだと感じました。そうやって何度も何度も再認識の繰り返しです。
あっという間に山々が間近に迫ってきました。
ついさっきまでハリウッドの都会にいたのに、今は人っ子一人住んでいなさそうな山の中を走っており、この先は死の砂漠が広がっていて、その先に娯楽のメッカのラスベガスがあるのだと思うと、本当に見ていて飽きません。
山を超えると、今度は荒涼とした景色が地平線の先まで広がります。
日本人は絵を描くと必ず地平線の向こうに山を描くといいますが、その日本人的感覚からするとこの景色は違和感を覚えてしまいます。
砂漠の中の休憩所
殺風景な景色をしばらく見ていると、休憩スポットに差し掛かりました。
土産物屋も兼ねており、ちょっとした賑わいがあります。
店内には幾つかのスクラッチ式くじの販売機があり、ラスベガスの前哨戦といった感じで少し気分が上がります。1つ試しに購入してみましたが、敢えなくハズレ。
ファーストフードもあり、ドライバーには良い休憩スポットのようでした。出発の時間が来たのでバスに乗り込みます。
ふたたび砂漠を走る
途中、賑やかな街のような物が見え、ラスベガスに到着したのかと思いましたが、どうやら違うらしく。
いわゆる「偽ラスベガス」とも言われる街がラスベガスの手前に幾つかあるのだとか。後日見た旅猿のラスベガスに行く回でも岡村さん達が引っかかっているのを見ました。確かに紛らわしい・・・かも?
更にバスに揺られていると、不思議なものを見つけました。
太陽の様に眩しく輝く塔?のようなものが幾つか立っているのです。
人工的に発光しているには直視できない程余りに眩しい為、鏡なのかもしれないと思いましたが、バスが回り込んでも輝き方は同じなので奇妙です。
後日調べたところ、どうやら太陽熱発電所のようでした。周りに展開された鏡の光が集約されてあのように輝いている様です。
ラスベガスに到着
昼を過ぎた頃。段々と車窓の景色に家々が増えてきた所に、とつぜん派手な建物が視界に飛び込んできました。
金色に光る壁、そしてビルの上部にTRUMPの文字。
そう、あのトランプ大統領の手掛けたホテルの1つ「トランプ・ホテル・ラスベガス」です。ようやくバスがラスベガス(パラダイス地区)に到着したようです。
それにしても、今朝からずっと広大かつ寂しさもある景色を見続けてのこのホテルの存在感は、カタルシスというか、ちょっと感動してしまいました(まあ、この後に続く巨大ホテル群を見ていくと段々とマヒしていくんですけど)。
やがてバスはHarrah’sホテルの前に止まり、そこで下ろされました。
このホテルが街全体のどの辺りにあるかもいまいち把握していませんが、待ちに待ったラスベガス、とりあえず張り切って行きましょう!
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